読書の冬。コンサートの冬。

お久しぶりです。
自宅にいる時間が長くなって、読書に燃えていました。
ときどき、コンサート。

本は何冊も読んだのだけど、
今日読み終わったのは、これ。
クシュワント・シン 著 『首都デリー』

あまりに壮大すぎて、感想が人に伝えられないけど、
デリーの歴史が神話と考古学の時代から20世紀後半まで描かれています。
デリーにもインドにも興味がなくても、これは小説として素晴らしいのでオススメ。
ヒジュラ(両性具有者)の娼婦を愛人に持つスィク教徒の男性が主人公で、
彼はいろんな国からきた外国人の女性にも手を出しちゃいます。
物語はそこに歴史の場面が挿入されていき、渦巻くような勢いで現代インドへ繋がっていきます。
ほら、なんだか面白そうでしょ?
インド文学、すごいな。かなりの衝撃を受けました。

そして、足を運んだコンサート。

Pt. Ulhas Kashalkar (Vocal)
1/6 @Swami Haridas Tansen音楽祭
Raga Chayanat / Raga Paraj


この方の歌は、どこの部分も上品。
今はおじいさんですが、若い頃のお写真は、

きゃあー、イケメン!

グンデチャ・ブラザーズ
Umakant Gundecha / Ramakant Gundecha (vocal)
Akhilesh Gundecha (Pakhawaj)
1/15 @IHC
Raga Desi

朝からドゥルパドの広く深い世界に浸れて至福。

Ud. Shahid Parvez (Sitar)
Ud. Akram Khan (Tabla)
1/28 @IGNCA
Raga Shuddh Sarang – Vilambit Teentaal / Shashanka taal(5.5) / Drut Teentaal
Raga ? / Mattaal / Teentaal (Raga Patdeep?)

いやーん。素敵でありました。うっとり。
はりつめた空気の中の美しい演奏、大好きなのです。

そして、次に行く予定のコンサートは、こちら。
2月13日@Modern School, Barakhamba Road
Ud. Shujaat Khan (Sitar)
Ud. Zakir Hussain (Tabla)

うおおおお!
タブラ奏者ザキール・フセインがついにデリーに来ます!
わたしの知る限り、この一年間はデリーでザキールの演奏はなかったので、
待ちに待ったコンサート。
そして、シタール奏者のシュジャート・カーンという、
これまたスリリングな展開になりそうな組み合わせ。
詳細はこちら。https://www.facebook.com/events/399189973747949/
入場無料ですが、招待券が以下の場所で手に入ります。
– Rikhi Ram & Son, Marina Arcade, Connaught Place 店頭に無い
– Bahri Sons, Khan Market 残りわずか
– Adarsh Stores, Indian Oil Bhavan, Janpath 未確認
– Midlan Book Store, Aurobindo Market 未確認
– All Address Home outlets in Delhi 未確認

わたし?手に入れました。
これで、あとは2月13日を待つのみ。いぇい!


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インドで性的被害を受けそうになった話

わざとこんなタイトルを書いたのは、
日本人女性がインドで性的暴行を受けた、というニュースを見たからです。
日本人女性、インドで性的暴行被害 南部を旅行中 容疑の25歳男逮捕 – 産経ニュース

被害に合った女性が早く事件を忘れて、立ち直りますように。
これからインドを旅行する人が、日本や他の国で自分の身を守るのと同様に、
インドでも気を抜かないで、安全に旅行を楽しめますように。
そして、もし誰かの役に立てば良いな、と思い、
わたしの若かった頃の軽率な行動と、その結末を。

21歳の頃、1人でインドの地方を旅行していました。
当時その地方は、外国人旅行者はある程度いたけれど、
1週間も滞在すれば町中の人から顔を覚えられるぐらいの小さな田舎でした。

ある日、わたしは小さなお土産屋さんでチベット仏教の宗教細密画「ヤブユム」を見ていました。
ヤブユムは男女結合像のことです。(気になったらググって!)

すると、店番をしていた50歳ぐらいのおじさんが声をかけてきました。
「2階にはもっとあるから、2階においで。」
わたし、狭い階段を登って2階へついて行きました。
2階は小さな部屋で、床に座ると、おじさんは雑談を始めました。
そして突然、おじさんの手が、わたしの太ももに。
わたし、すぐに手を払って、
「わたし、日本に彼氏がいるんですよ。ほら。」
と、当時の彼氏の写真を見せました。
すると、おじさん、
「いいじゃないか、今は彼氏は遠くにいるんだから。」
と。
わたし「ここの現地の言葉でGood Byeは何て言いますか?」
おじさん「XXXXだよ。」
わたし、「XXXX!」と笑顔で言って、
階段を駆け下りて、外へ逃げました。

わー、今振り返ると、隙だらけ!あんた、ばっかじゃないの!って感じです。
つっこみどころばかりですが、
まず、どんな場所かも分からないのに男性と2人きりになる場所へついて行く、ってのがダメ。
そんなこと、日本でもしないのに。
そして、体を触られたのに、すぐ逃げないなんて。

それまでも用心深く旅行をしていたつもりだったけど、
さらに気をつけるようになりました。

でも、旅行先でやりたい事はあるわけで、
安全だけを考えて全部を諦めるのは嫌。
なので、
例えば、性的表現のある美術品を見るときは、他のお客さんもいるお土産屋を選ぶ、とか、
男性と2人になりそうな場所は避ける、誰か他の人から必ず見える場所を選ぶ、とか、
工夫をするようにしました。

過去にもインドでの性的暴行事件で思ったことを書いたので、
リンクを貼っておきます。
痴漢とか、防げないこともある。 | 猫の日記
毅然とした態度と、敬意と、笑顔と。 | 猫の日記

インド、面白い国なので、
これから旅行する人は、安全に楽しんで欲しい!


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デリーについての本4冊

最近、デリーで遺跡巡りをしています。
デリー、遺跡が山のようにあって、周っても周っても周りきれない!
空気は悪いけど、マスクをつけて、気候の良い今のうちにじゃんじゃん周りたいところ。

そんな遺跡めぐりが楽しくなって、デリーについてもっと知りたくなる本4冊。

1.「インド・イスラーム王朝の物語とその建築物」 宮原辰夫 著

デリーにある遺跡の時代背景や人物達の物語が書かれているので、
なんとなく知っていた遺跡が思い入れのある遺跡に変わりました。
読みながら各時代を想像して、映画何本分も観た気分です。これはお徳!
年表もきちんと載っているので、資料としても手元に置きたい本です。

2.「Delhi – A Thousand Years of Building」  Lucy Peck 著
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元祖、デリーの遺跡の説明が細かく書かれている本。
遺跡探索モデルルートの地図もあるので、見ているだけでも楽しい。
(実際にそのモデルルートを歩くと、とんでもなく細い路地裏だったりするので、そこは注意。)
英語でぶわーっと説明してあるからちょっと読みにくいのだけど、
上記に紹介した.「インド・イスラーム王朝の物語とその建築物」を読んだ後に読むと、
なるほどー、となります。

3.「TREES OF DELHI」 Pradip Krishen 著
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クトゥブ・ミナールやフマユーン廟などの敷地の広い遺跡には、植物もいっぱい。
綺麗な花が咲いていたりするので、その形を覚えておいて、自宅でこの本で調べたりしています。
それぞれの木がある場所も書いてあるので、それを元に外へ出るのも楽しい。
(いまだに、ロディガーデンにあるという梨の木を探しています。どこにあるんだろう。)

4.「精霊の街 デリー」 ウィリアム・ダルリンプル 著
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これは、もっと早くに読むべきだった!
まさに、こんな本が読みたかったのです。
インド旅行のエッセイは沢山あるけど、どうも旅行者目線と在住者目線のインドは違っていて、あまり楽しめず。
この著者はデリーに住んでいて、そして遺跡周り、インドの歴史・文化に強い興味を持っている
英国スコットランド人で、実際の生活や、周りの人々や、遺跡へ行った話など、盛りだくさんです。
素のデリーをそのまま切り取った感じの文章で、読んでいて素直に楽しい。
この本を読みはじめる前日、たまたまフィローズシャー・コトラの遺跡へ行っていて、ジン(精霊)って何なんだろう、と思っていたので、
本の出だしが「フェローズシャー・コトラの遺跡で、生まれて初めてスーフィーに会った。」とあったのを読んでびっくり。
わくわくしながら、自分のデリー生活にも重ねつつ、じっくり読みました。
(どうも英語原文の完訳ではないらしいので、原文で読みたい。)

さんざんデリーの悪口を人に言ったりもしたけれど、(南インドの友人達に)
今はデリーが大好きになりました。
暑いし、寒いし、大気汚染がひどいけれども!

これらの本を読むきっかけになったのは、
「好きそうだから」と本を貸してくれた友人や、
Blue Lotusさんの記事「読書でインドを知る」や、
アルカカットさんの記事「デリー・ウォーカー 入門編」です。
興味がある方、そちらの記事も必見です。


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