インド映画『ブルカの中の口紅』

先週インドへ戻りました。
そして、先週と今週はインド在住の友人達に会いまくり。
近所に引越してきたご夫婦のお宅へ行ったり、
友人達とマレーシア料理食べに行ったり、
パン教室へ行ったり、
今日も近所の友人とカフェで喋りたおしたり。

これは単に運が良くて出会えているのだけど、
わたしの周りにはインドに対して、
広く多角的な視野で見ている友人が多いです。
例えば、「修理の人呼んでもたいてい時間通りには来ないよね」なんていう愚痴も、
その背景には、
(インド人にも色んな人がいて本当に素晴らしい人達もいるし、
インドの文化にも習慣にも魅力的なところがいっぱいある)

という共通認識があるから、
なんでもカラッと楽しく話せてしまうのです。
感謝!

そして、そんな友人達の間で話題になっていた映画があって、
ようやく今日観てきました。
先に日本で公開していたから今さらなのだけど、
『LIPSTICK UNDER MY BURKHA』(ブルカの中の口紅)です。
Lipstick Under My Burkha (2016) – IMDb
第29回東京国際映画祭 | ブルカの中の口紅 (2016年に東京で上映されていました)

これは、予想以上に面白かった!
ほとんど予備知識なく見て楽しめたので、ここで内容は書かないけれど、
キーワードは「女性の立場」。
そして、(善悪は別にして)女性が自分の意思で動く、という描写が
とても丁寧でリアリティーがありました。
ちょっとインドで上映するには過激な内容なんだけど、
インドでの評価も良いようで、本当に良い映画は皆んな観に行くんだなあ、と。

デリーでもまだ上映しているので、
見てない方は急いで~。
そして、日本では9月8日に「あいち国際女性映画祭2017」で上映されるようですよ。
ブルカの中の口紅 – あいち国際女性映画祭2017


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インドでだまされた話

今から16年前の話。(古い!)

バラナシという街に2ヶ月ほど滞在していました。
それは3回目のインド旅行で、2回目のインド一人旅でした。

小さな安宿に泊まっていたのだけど、
ある日の日中、そこの従業員に、
「話があるから、ちょっと屋上に来てくれない?」
と呼び出されました。

今でも鮮明に覚えているけど、
誰かの黒と黄色のトラ柄のブリーフが洗濯紐にぶらさがってはためくのを
横目に見ながら、従業員の彼と2人きりで話をしました。
「宿の水道代を払わないといけないんだけど、
今、宿に十分なお金がないんだ。
今日中に払わないと、水が止められてしまう。
宿代を先に払ってくれないか?
後からその分は引くから。」

その頃の私は今思うと信じられないほど英語ができなくて、
どうやって一人旅をしていたかすら謎だけど、
いつも気さくに話しかけてくれる宿の従業員とは
会えば挨拶や雑談するぐらいの良い関係でした。

「いいよ。
でも、その金額をここに書いてね。」

と、お金を渡しつつ、念のために宿の名刺の裏側に金額を書いてもらいました。

「あのさー、あと少し出してくれない?」
「うん、いいよー。はい。」
追加で求められた金額も彼に渡しました。
でも、その追加分の金額は書いてもらうのをなぜか忘れた。

夜になって、
事態が急変。
宿のオーナー、オーナーの友人達が宿に集合して、
深刻に話し合ってる。

わたしがお金を貸した従業員が、とんずらしたらしい。

どうも、わたしを含め、複数のゲストから
「宿の水道代」と称してお金を借りて、
それを自分の懐に入れて、荷物をまとめて村に帰ったらしいとのこと。

宿のオーナーに名刺の裏側に書いた金額を見せると、
「これは宿の水道代としてあなたが払ったのだから、
この分は、わたしから返金します。」

と、お金を返してもらえました。

が、
「後で追加で払ったという金額は、どこにも証拠がないから、
払うことはできません。」

がーん。

小さな出来事だけど、
信頼していた人に裏切られて、
お金も戻ってこなくて、
とてもショックを受けました。

でも、そもそもの話、
知り合って数ヶ月の人(従業員)を信頼する、
というのは、普通に考えて、私が甘いし、
その状況を思い出すと、
屋上で2人きり、
水道代は宿のオーナーがなんとかするはずなのに
従業員(下っ端)がお金の話をしてくる、
など、おかしいことばかり。

その後も何度もインドへ旅行で行っているし、
今は住んでいるけど、
この時の経験が、今も残っていて、
いつもどこかで
「相手の行動がおかしくないか、状況がおかしくないか」
を頭においています。

他人を疑う、というのとはまた違って、
どこか客観的に、その場を見る感じ。

何が書きたかったかと言うと、
「インドでだまされた!」という人がいるけど、
客観的に見て行動できなかっただけかもね!ってことと、
「人を疑って生活するなんて、窮屈でしょ!」とかも言われるけど、
いやいや、客観的に見ているだけであって、人付き合いは普通です、
ってことでした。


タイトルと全く関係ないけど、
こちら、来て2週間の新しいメイドAちゃんが作成した夕ご飯。
味付け以外は、口頭の指示だけで作ってくれました。
チキンカツ、いんげんとパニールの炒めもの、サラダ、土鍋で炊いた玄米、オクラとネギの味噌汁。
すばらしい!

 

それにひきかえ、私の2週間の努力は、こちら。

字も汚いけど、綴りめちゃめちゃ。
覚えたら消していくつもりが、覚えられない。
ひどい。。


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我が家のフランソワーズ

特に何も起こらないデリーの日常。
映画の話をしながら、焼き鳥食べたり、(やきとら
人のお宅に招待していただいて、デリバリーお寿司食べたり、(Sushi Junction
Hauz Khasの池を一周散歩した後にチベット料理食べたり、(Lama Kitchen
日本人同じ歳の集まりにお誘いいただいて韓国料理食べたり、(Gung
食べてばっかしの幸せな時間を過ごしております。
そして、特に何も起こらない、というのはデリー生活で、最高の日々!
(今日から2日間断水らしいけど。)

そして、その他の時間は歌の練習をしたりしてるのですが、
人に貸していただいたプルースト著「失われた時を求めて」を最近読んでいます。
やっと5巻に突入。

この小説、独特な書き方だったりするから読むのが大変なんだけど、
登場人物が全員魅力的で、それが読んでいて楽しい。
魅力的といっても、良い人、という意味ではなくて、
独自の考えを持っている実際にいそうな生々しい人間として描写されていて、
それが面白いのだなー。

そして、登場人物の1人、主人公のおうちの女中フランソワーズが
とても好きです。
食材を厳選してとびきり美味しい料理を作って、得意になったり、
主人公家族が求める事も、自分の判断で断ったり、
自分の食事中は呼び出されても、無視したり、
自分の田舎を愛していて、パリを毛嫌いしていたり、
自分の仕事にプライドを持っていて、周りはそのプライドを尊重したり。

このフランソワーズに、
先々週から我が家に来てもらっているメイドAちゃんを勝手に重ねて、
わたしは楽しんでいます。
あるとき、こんなやりとりがありました。
「Aちゃん、マンゴー買ってきてくれる?」
「いいですよ。でも、この時間、良い店は閉まっています。
うちの近所のマーケットでは朝と夕方に良い店が開くので、そこで買ってきますよ。」

そして美味しいマンゴーを買ってきてくれました。
食にうるさいフランソワーズ!

「昨夜、すごく汗かいて寝ちゃったら、汗が耳に入っちゃって、聴こえにくいし、痛いんです。」
「病院行ってきなよ。今日の仕事は終わっていいよ。」
「いえ、病院行ってから夕方に戻って仕事の続きをします。」
仕事にプライドのあるフランソワーズ!

「うちの近所、雨が降ると側溝がつまって水浸しなんですよね。台所なんか、もう大変で。
それに、生活水が来なかったりするんですよ。どうしろって言うんですかね。」

愚痴をひたすら言うフランソワーズ!

インドでメイドがいるお宅の方、
魅力的なメイドが出てくる小説を読むの、オススメです。
日本の古い小説も女中さんが出てきたりしますね。

そして、わたし、来週から日本一時帰国です。
インドの自宅と留守中の猫のことはフランソワーズに全てお任せ。
頼んだ、フランソワーズ!


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